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スポーツビジネスの特異性とサポーター その1

あー、また4ヶ月間、忙しいです。。
書けるか分からないので、続きをば、書ける時に。
前回の続きになりますが、まずは本題の前にスポーツビジネスの特異性についてです。
川渕チェアマンが「親子3代、○○サポーター」となって初めて本当のサポーター(安定顧客という意味だと思います)だと仰っていたと聞いたことがあります。
プロスポーツビジネスは、他の一般のビジネスとは明らかに違うところがいくつかありますが、今日はその中の一つについて書きたいと思います。
「サポーターは、応援するクラブを簡単に変えられない」ということです。
例えば、チュコレートはやっぱ明治でしょ!明治のチョコレート食べないと生きていけない・・・という人、私のまわりにはあまりいませんがw
私はチョコレートは明治ですがw それでももし明治のチョコレートが変えなくなっても、ロッテがあるので大丈夫ですw
歯磨き粉は、やっぱりサンスターだろとか、
テレビはやっぱりソニーじゃないとダメとか、
パソコンは、デルじゃないと仕事ができないとか、
車は、トヨタしか乗らないとか(あ、これはあるかもw)
そういう話、聞いたことあります?あんまないですよねw
つまりは我々消費者は、複数の商品から、様々な要件(デザインとか価格とか品質とか)を考慮して「買う」のが普通ですよね。
ところが、プロスポーツクラブを応援する(買う)のはちょっと違いますよね。
悲しい話ですが、フリューゲルスが消滅して、Fが入ったからと言って、マリノスを応援するという人はどれだけいたでしょうか。。。
一度、愛してしまったクラブは、そう簡単に変えることはできないんですよね。
日立台のゴール裏にはでっかーい横断幕「No Reysol, No Life.」が掲げられていたね。
今でもあるのかな?太陽工務店元気ですかーw
応援するクラブというのは、自分の体の一部であり、ホームスタジアムというのは自分の家である。
それが無くなってしまったから、じゃあ他の、、、ってことにできますか?簡単じゃないですよね。
つまり購入する商品を変える意思決定の障壁の高さ、商品に対する思い入れの強さ、これがスポーツビジネスと一般のビジネスの違いの一つです。
(って教わりましたw)
私も、ジュビロ行かないでゼルビア来ると決断するまでに3年かかりましたし。
まあ、無くなってないので、ゼルビアがJ1に上がるまではジュビロサポですがw
さてさて。
サポーターはね、応援するクラブを変えることができないんですよ。
成績が悪かろうが、やってる試合が詰まらなかろうが、クラブが倒産しようが、変えることはできないんですね。
何故ならクラブは自分自身だから。
だから、もし、自分が愛したクラブが、ダメだと思ったら、そりゃあ、観客席に居座ったりもするわけですw
監督はもちろんのこと、強化担当者や、経営陣がクラブにいられなくなるなんて話はよく聞きますね。
手荒い話のように見えますが、それはここに起因するものです。仕方ないでしょw
何が言いたいかというと、コアなサポーターほど、ピッチの上の試合を楽しむだけでは事足りないということです。
コアなサポーター=ゴール裏じゃないです。要は「自分の愛するクラブが無くなったら生きていけない人」という人ですね。
時にはクラブの経営や人事にまで関与(浅い部分ですが)してきます。それがプロサッカービジネスでしょと思うわけです。
そういう人たちが増えないと商売が成り立たないわけですが。そういう人たちを相手に商売している、ということを理解しないといけない。
なかなか難しいですよね。
サポーターは、自分たちが納得いけば、クラブのエンブレムが入った衣類や、グッズを身につけて、街中を歩きますね。
勝手にクラブを宣伝してくれますw集客にも貢献してくれます。スタジアムの雰囲気作りにも貢献してくれます。
時にはボランティアスタッフとして労働力も提供してくれます。チケット代を出してくれるだけじゃないんですね。
しかし、一つ間違えれば、「あそこ応援しない方が良いよ」「ありゃ、ダメだ」と悪い噂を風潮して回ることだってあります。
サポーターは怖いですよぉ~ww
プロスポーツビジネスやる上で非常に重要なステークホルダーの一つですね。
とここまでが前書き。
次回は本題ですね。
「本物のサポーターとは」かな?タイトルw