チームは、本日、現地入りしました。
多くは、水曜日に現地入りするみたいですが、1日早めに。
これも、多くの寄付金を頂くことができたからこそ、できることです。本当にありがとうございました。
さて、おいおい書きたいことは山ほどあるわけですが、どのタイミングでどの内容を、ということを判断するのは非常に難しい。よって、あまり気にせず書きたいと思います。
ゼルビアは、アマチュアサッカークラブです。
プロ契約している選手は一人もいません。
サッカー選手を本業として飯を食っている選手は一人もいない。
一昨年から、地域の企業のご協力を頂いて、クラブからの就職斡旋ということを実施している。これもいろいろな議論があったが、私の決断としては、選手を企業に派遣して労働させる、所謂「ザスパ方式」ではなく、企業と選手との直接雇用である。クラブはあくまで斡旋しているだけ。
ザスパ方式の場合、企業で働いた分のお金は、一旦、チームに入る。選手はあくまでチームから給料をもらう。
サッカー選手として不要になれば、収入がなくなるという非常に不安定な形態だ。
私は、Jリーガーではないのだから、採用した選手については、引退後もきちんと就業できるように、企業との直接雇用の方法を選択した。サッカー選手として活躍できる時間は短い。プロだって30歳までプレーするのは一部の人だけだ。アマチュアであればなおさら。長い引退後のことを考えてあげないと。
でも、ちょっとまてよ。
それはプロを目指すクラブとして、そうで良いのか、という議論は当時からあった。
つまりは、選手は、サッカーで結果を残さなくても、収入を得られるのである。
これは、アマチュアクラブなんだから、当然のことであるが。
ノルブリッツ北海道さんの状況は分からないが、バンディオンセ神戸さんも、静岡FCさんも、プロ契約選手、あるいは「サッカー選手」としてお金をもらっている部分の多いチームであると聞く。
彼らは、選手として結果を残さないと来年は無いのである。
片や結果を残さないと生活できなくなるチーム。
片や結果を残さなくても生活できるチーム。
最後の最後の最後での気迫に差がでるのではないか。プロとアマチュアの違い。
そういう議論である。たしかに一理あるかもしれない。
それでも、私の考え方は間違っていなかったと信じたい。いろいろナイナイ尽くしのチームですが、そういう部分では保護されているんです。選手には、沢山の人に協力して頂いて、自分がプレーできているということを感じてもらいたいと思うし、感じていると思う。であれば、決して気迫で負けることはないと思う。私は選手を信じています。
今回の大会は、いろいろな意味で、これまでのゼルビアサッカー、運営の集大成になると思います。さて、どんな結果になるやら・・・